エミュレート
WebdriverIOでは、emulateコマンドを使用してWeb APIをエミュレートすることができます。これらのWeb APIは、
指定したとおりに動作させることができます。以下のスコープがサポートされています:
geolocation: 位置情報APIをエミュレートuserAgent: ユーザーエージェントをエミュレートcolorScheme: カラースキームをエミュレートonLine: オンラインステータスをエミュレートdevice: 特定のモバイルまたはデスクトップデバイスをエミュレートclock: システムクロックをエミュレート
emulateコマンドは、エミュレーションをリセットするために呼び出すことができる関数を返します。これは
テストやテストスイートの後にエミュレーションをリセットしたい場合に便利です。
詳細については、エミュレーションガイドラインをご覧ください。
情報
clockスコープを除いて、ページをリロードせずにエミュレートされた値を変更することはできません。
情報
この機能にはブラウザのWebDriver Bidiサポー トが必要です。Chrome、Edge、 Firefoxの最新バージョンではサポートされていますが、Safari ではサポートされていません。更新情報はwpt.fyiでフォローしてください。 さらに、クラウドベンダーを使用してブラウザを起動する場合は、そのベンダーがWebDriver Bidiをサポートしていることを確認してください。
EmulationOptionsオブジェクトは、スコープに基づいて以下のプロパティを持つことができます:
| スコープ | オプション |
|---|---|
geolocation | { latitude: number, longitude: number } |
userAgent | string |
colorScheme | 'light' | 'dark' |
onLine | boolean |
clock | FakeTimerInstallOpts |
使用方法
browser.emulate(scope, options)
パラメータ
| 名前 | タイプ | 詳細 |
|---|---|---|
scope | string | エミュレートしたいブラウザの機能。clock、geolocation、userAgent、colorScheme、onLineのいずれか |
options | EmulationOptions | 特定のスコープに対するエミュレーションオプション |
例
example.js
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example.js
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戻り値
- <Function>
returns: エミュレーションをリセットするための関数